在日クルド人の悲惨な現状を知っていますか?

こんにちは、細川です。

 

今回の記事はとても大切な内容を書いています。

 

普段僕は、読みたい人だけが僕のブログを読めばいいと言っています。

 

ですが、これだけは全ての人に絶対読んでもらいたい記事になっています。

 

どうか最後まで読んでください。

 

日本に住んでいるのに自由になれない??

テレビでは現在も続くシリアやイラクでの戦争、スラム街に住む人々の貧しい生活が報道されています。

 

そんな心が痛くなるような報道を見て、

 

「かわいそうだな、、、日本に生まれて本当によかった」

 

と思う方は数多くいるでしょう。

 

 

みなさんは日本に住んでいてどうですか?

 

明日食べるご飯に困っていますか?

就職において面接や試験すら受けさせてくれなかったことはありますか?

いつ国を追い出されるか怯えながら生活した経験はありますか?

 

ほとんどの日本人はお金が少ないながらも毎日ご飯を食べ、特に不自由なことなく生活していると思います。

 

日本にいれば安全。

 

そう思っていませんか?

 

日本は平和だし、国からの規制が厳しくないし、お金が欲しいと思えば数多くのバイト先から自分で働く場所を選ぶことができます。

 

 

しかし、日本の中には

日本で働くことも滞在することも許されていない人が多くいます。

 

コチラが僕が今回この記事を書くきっかけになった動画です。

日本に暮らすクルド人の実態

日本には1500人以上のクルド人が住んでいます。

 

しかし、日本に暮らすクルド人の中で難民認定が認められた人は一人もいません。

つまり、日本に住むクルド人は不法滞在者です。

 

難民認定が認められない彼らは日本の法律で働くことも日本に住むことも許されていません。

そのため、毎月東京入国管理局に「出頭」することで「仮放免」という許可をもらい、日本に滞在することができます。

仮放免はあくまで、収容施設に拘束されるべき不法滞在者が一時的に拘束が停止(免除)される措置です。

 

仮放免は日本に滞在できる許可ではないため、いつ収容・強制送還されてもおかしくありません。

 

何も悪いことをしてないのに毎月出頭して、ひどい時は一年以上も収容所に入れられるんですよ??

 

これでは扱いが犯罪者と何も変わりません。

 

彼らは日本に住んでいる。ただそれだけなのに、、、

 

仕事をすることすら許されない?

今回紹介した動画には一人の主人公が出てきます。

 

6歳から日本に不法滞在し、現在18歳のオザンです。

 

彼は6歳から毎月、入国管理局に行って難民申請をしてきましたが全て却下されてきました。

 

 

働くことが法律で禁じられているオザンが働ける場所はとても限られています。

もちろん、ハローワークを利用する事は禁じられています。

 

オザンは解体作業の仕事を不法労働することで家族の生活を支えています。

 

変わることのない毎日、変えることのできない現状にオザンは18歳ながらも希望を失っていました。

 

「日本に住んでいて居心地が良いとは思えない」

「何が居場所なのかわからない」

「生きてて人生楽しいと思えない」

そう口にするオザンの表情を見て、僕は言葉を失いました。

 

こんなに若くて、コミュニケーション能力もあって、顔もキリッとしていてカッコいいのに

人生に希望が持てないってあんまりだなと思いました。

 

しかも、取材者に

「自分のことについてどう思う?」

 

と聞かれたオザンは

「ダニ以下ですね。虫よりも下。価値がないっていうか。必要とされてないんだと思います。」

 

と答えています。

僕は心がとても苦しくなりました。

これは闘病や、うつ病とは訳が違います。

 

本人の意思で変えられる問題ではありません。

存在自体も認められない国に住み続ける。それがどれだけ辛いことか。

僕にも想像できません。

 

夢が叶わない。ではなく、夢を追う事が許されない。

生きている意味を見出せずに、18歳にして希望を失ったオザン。

 

そんな彼にも一つだけ夢がありました。

 

それは、お笑い芸人になること。

 

外国人タレントが集まる芸能事務所があると聞いたオザンは、その事務所に足を運びに行きます。

おっいいじゃん!行動力すごいな!頑張れ!

と僕は既にオザンのファンになっていました。

 

外国人タレント事務所に行って登録手続きを行ない、

これから夢の芸能生活がスタートする!

 

とオザンは胸を踊らせていました。

 

 

しかし、芸能活動をすることは許されませんでした。

ビザが発行されておらず、入国管理局から就労の許可をもらえなかったからです。

僕は怒りが止まりませんでした。

 

毎月毎月難民申請を出しているのに承認されず、働く権利すら与えられない。

自分の夢を追う事すら国に否定される。

 

 

この人は何を求めて生きればいいのでしょうか

何が楽しみで生きてけばいいのでしょうか

 

僕にはわかりません。

 

日本には日の目を浴びずに、ひたすら努力を続けている芸能人がたくさんいます。

彼らはアルバイトをしながら毎日苦しい生活をして、いつか売れることを夢見て努力しています。

 

 

しかし、クルド人は日本で芸能活動をすることすら許されません。

夢をみることすら許されないのです。

 

信じられないですよね。

 

 

売れてない芸能人の方が100倍マシです。

生活こそ苦しいと思いますが、彼らには夢や希望があります。

 

「芸人として売れたい!テレビにたくさん出て多くの人を笑わせたい!」

という夢があります。

 

夢や希望は生きがいを与えます。

 

夢は「生きる勇気」「生きる喜び」「生きる意味」をくれます。

 

 

 

 

しかし、たった一つの夢さえも否定されたオザンは何を生きがいに生きて行けばいいのでしょうか?

 

 

僕には分かりません。

 

日本人として日本に生まれたことはとても儚い事

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幸いな事に、私たちは日本に生まれ、日本人として生活する事ができています。

 

ハローワークには多くの求人情報が載っていて、自分に合う職を選ぶ事ができます。

夢ができたら、それに向かって努力する事ができる環境が整っています。

いきなり収容所に入れられることもありません。

 

私たちは自分自身の意思によって物事を決める事ができます。

 

自分自身の意思によって夢を追う事も、夢を諦めることもできます。

 

しかし、日本には私たちにとっては当たり前のことが許されない人たちが沢山います。

 

この日本に住むクルド人の現状を知って

 

「俺は何をしてるんだ!ちょっと上手くいかない事があっただけで落ち込んでいる場合じゃねぇ!

今こうして自分が夢に向かって努力できる事自体が幸せなんだ。簡単に投げ出してんじゃねぇ!」

と、思い直すことができました。

 

報われない彼らの為にも、今を真剣に生きていかないとな

と僕は心に強く言い聞かせました。

 

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